先日(2020/9/17)Xcode12が正式にリリースされたので、早速アップデートしたところ、下記のような警告が大量発生しました。
The iOS Simulator deployment target ‘IPHONEOS_DEPLOYMENT_TARGET’ is set to 8.0, but the range of supported deployment target versions is 9.0 to 14.0.99.
エラーではないのでビルドは通るのですが、気分はよくないので調べてみたところ、CocoaPods でインストール済みのライブラリが起因しているようでした。
The iOS Simulator deployment target ‘IPHONEOS_DEPLOYMENT_TARGET’ is set to 8.0, but ・・・
Xcode12 にアップデートした際にシミュレータも更新されます。
原因はそのシミュレータの実行可能な iOS ターゲットの最低条件が iOS 9.0 以上 であるのに対して、ライブラリ側の設定が iOS 8.0 以上となっているためでした。
Pod ライブラリが Xcod12 向け(最低条件 iOS 9.0)にビルドされたバージョンのリリースを待つしかないのですが、このまま警告が出続けるのも気分が悪いです。
Qiita記事やAppleDeveloperForumで同じ問題に対処していたので早速対応してみました。
Podfile を開き、最下部に以下の内容を貼り付けて保存し pod update を行います。
$ vi Podfile
post_install do |installer|
installer.pods_project.targets.each do |target|
target.build_configurations.each do |config|
config.build_settings['IPHONEOS_DEPLOYMENT_TARGET'] = '9.0'
end
end
end
$ pod update
pod update 完了後、Build して警告が消えれば成功です。
ただし、Swift Package Manager でインストールしたライブラリは CocoaPods とは関係ありませんので、当然警告は消えませんでした。こちらは気長にライブラリの更新を待つしかなさそうです。
以上
[…] Xcode12にアップデートしたらPodライブラリで大量に警告が発生したので対処… […]
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[…] これは、ライブラリ側の設定なので、ライブラリの更新を行うか、以下のように Podfile で設定をしてあげることで解決できます。(参照: Xcode12にアップデートしたらPodライブラリで大量に警告が発生したので対処…) […]